第四回白神ブナ植樹in赤石川開催する

 
長谷川兼己実行委員長の挨拶と
見守る長谷川義彦青森県出納長ら来賓の方々
南金沢小学校の緑の少年団三人組です。
 6月24日第四回白神ブナ植樹in赤石川を実施し、全国から110名が参加し、津軽沢林道の植林地にブナ・ミズナラの植林をおこなった。
 はじめに実行委員長の長谷川兼己鯵ヶ沢町町長が挨拶、赤石川が豪雪で通行止めにも係わらず、多くの皆さんがこの植樹祭に参加した労をねぎらった。
 次に来賓として参加した長谷川義彦青森県出納長は、三村申吾青森県知事のメッセージを代読した。「本年は秋に東南アジアを中心として地域の代表がこの青森県に集って自然遺産会議が開催される大事な意義ある年に、全国からこのように自然遺産を守ろうとこの植樹祭に参加され。知事をはじめとして青森県を代表して歓迎します。この植樹祭もプレイベントの意味をかねており、教はこの大自然のすばらしさを満喫していって頂きたい」と参加者に感謝の言葉を述べられた。
 
楽しいけど大変です。 毎回参加しているモリタカバンの皆さん達

次に挨拶にたった、冨田重治郎青森県議会議員(鯵ヶ沢町選出の県議会議員)は、毎年参加をしていますが、多くの方々がこの地を訪れ、白神山地の保護に貢献していることににより、地球環境問題も、一人の人の行動から変わっていくと言われ、参加者を激励した。
 その後、挨拶にたった原田正春自然遺産保全調査官は林業行政はここ数年で大きく変化し、今、スギの植林から、広葉樹、そして混合林を目指す方針に変わってきたことを紹介し、この地域にしっかりブナが根ざしていることに感謝の言葉を述べられた。
 最後に、死せ紙産地を守る会代表の永井雄人より、植樹の仕方の説明があり過去のブナ等がウサギネットの効果もあり、順調に根ざしていることが紹介され、トガを振り上げる時の注意や、ブナの根っこが感想しないための注意点が述べられ、参加者は植林地に向かって詐欺用に入った。今回、地元南金沢小学校の生徒が28名参加し、小学校の目の前を流れる赤石川の上流での植林に思いを馳せていた。

 参加者は終了後、のどの渇きとお腹の空腹を、地元鯵ヶ沢町の婦人会が用意したおにぎりと「白神汁」と「白神の水」を召し上がり、「おいしい」と喜んでおかわりをしていた。
食事後は、ブナ林の散策コースに参加者は別れた。今回は赤石渓流線が通れないので、(6月30日まで)@奥赤石の遺伝資源保存林コースA津軽森コースB津軽峠コースに散りブナ林の散策を楽しんだ。
 
昨日食べたミズを採る山菜体験コースの方達、収穫は楽しい

次の日の6月25日は、地元鯵ヶ沢町で取り組んでいるグリーンツーリズムに参加した。
 山菜採りコースに参加した横浜市のメンバーは、フキ採りとミズ(ウワバミ草)採りに挑戦した。根っこまで採らないことと指導され、ナイフを使い約2時間半、楽しみ、白神自然学校一ツ森校に戻り、収穫した山菜を分け合った。 その後は、地元の赤石川から捕れた「イワナ」の塩焼きを食べ、体験報告を実施した。みなさんお土産に、梱包し、料理の仕方を丁寧にメモしていた。
 このコースの参加者は、幻の魚、イトウの養殖場、前の日植えたブナの苗木の苗床も見学し、赤石渓流の自然の循環のシステムと自然の恵みのすばらしさを堪能した。
 また、そのほか、ミニ白神散策コースの人たちもイワナを食べて感動していた。
酪農体験で新鮮なラージー牛の絞りたてのミルクを飲んだ人、天狗岳登山の挑戦した人と二日目は、地元のグリーンツーを体験していた。
 
山菜採りの現場はまだ雪渓が残っていた。 収穫後のバーベキューはイワナの塩焼きで

 植樹祭並びに、グリーンツー参加の皆さんありがとうございました。植林地は私たちがしっかり管理していきますが、いつかまた、自分が植えたブナの生長を楽しみにしながら、機会がありましたら、また訪ねてきてみてください。本当にお疲れ様でした。


白神植樹フェスタin赤石川実行委員長
長谷川兼己
2005.6.26日