春一番・白神山地自然体験学習はじまる |
6月1日、札幌市立北陽中学校3年生の修学旅行が実施された。今回の目的は、白神山地が世界遺産になった経緯を学ぶことにより、自然保護活動の原点を学ぶことと、植林活動の体験を通じて、白神山地と人々との関わりを学び、自然を深く理解することです。 |
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ビーチにしめや前駐車場で、挨拶と植林の仕方を聞く生徒達 |
マザーツリーでのトイレ休憩 |
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この日は、天候も良く、元気に朝、函館市を出発した一行は、午後白神ビジターセンターで白神自然学校一ツ森校のガイドと合流し、マイクロバスで一路マザーツリーを目指した。
400年のブナの巨木に、「すごく大きい」と驚嘆の声があがっていました。まだ、雪渓が一部のこっているので、足下が不安定なので、ゆっくり歩きましたが、途中、キクザキイチリン草や、タニウツギ・ムラサキヤシオ・フキノトウー・ウドなど、春遅い花や今が旬の山菜が咲いていました。ブナの苗木も、里から持っていた苗木は葉っぱが開いていますが、植樹地の去年まで植えてたブナは、まだつぼみのままです。
途中林道は雪渓が残っていたり、林道の上に木が倒木したままになっていました。地元の作業スタッフは、中学生がくる直前まで、雪をかいだり、チェンソーで倒木をかたづけていました。 |
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マザーツリーの入り口には、大きな雪渓があり、生徒もびっくりしていた |
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ヘルメット姿が似合う生徒達、これからブナを植えるぞという緊張感が走る |
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雪渓が残っている白神岳・向白神岳 |
地元のスタッフは雪渓をきり道をつけ、ブナの苗木を運んでくれた。 |
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北陽中学の生徒は、初めての体験です。トガの使い方、土の深さ、苗木の植え方、乾燥しないように足で固めること。
ブナの芽を食べられないようにウサギ対策用のネットをかぶせることなど指導を受け、地元のスタッフやガイドの指導を聞き、2人一組で一本一本丁寧に植林しました。ここちよい汗をかいたと喜んでいました。バスで移動してきた時の顔と、植林をした後の顔では、顔色や声の勢いが全然違います。
「ついにやったぞ」という達成感があります。また、事前学習をしてきたので、たくさんの質問がでました。「ブナの寿命は?」「どういう動物がいるの?」「白神山地はブナしかないの?」などなど、植林五の帰り道、いろいろな話しをしながらバスに戻りました。 |
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気合いを入れて、トガをいれる。根があるぞ・岩だ。中々トガが入っていかない |
20pぐらい掘ってからブナを植えた |
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今年の白神山地の降雪量は、過去25年内にない降雪量です。「日本海がおかしい」新潟の異常な降雪、日本海の越前クラゲの発生など、ロシア・中国・北朝鮮・韓国などの経済の発展との因果関係が指摘されています。
日本の大切な自然遺産を守るために、一歩一歩地道な植林活動はこれからも続いていくと思います。札幌市立北陽中学校3年生のみなさん、お疲れ様でした。
皆さんの植えたブナを大切に守っていきます。
また、機会がありましたら、お出かけ下さい。 |
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記念撮影を白神岳をバックに撮りました。全組を出してあげれなくてごめんなさい。 |
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