■ 三井物産株式会社労働組合と環境基金部の共催の白神山地親子体験キャンプ

三井物産株式会社労働組合と環境基金部の
共催の白神山地親子体験キャンプ
 
 この企画は、白神山地を守る会が、三井物産が実施している「環境基金」を受けたことが縁で、その実施地を、社員の皆さんで訪れると共に、その活動に直接参加をし、社会貢献したいという企画が実現しました。三井物産は、CRSについて、とても熱心に取り組んでいます。特に社員の皆様1人1人だけではなく、家族、子供さんまでもが一体となって取り組んでいるところにすばらしさがあると思います。今回の取り組みを紹介したいと思います。

出迎えたマルイチ観光のバス 入浴したほっかぽか温泉 大谷校長の歓迎の挨拶
体育館で開催された開校式 バーベキュー用テントを全員で 数の力はすごい、すぐ完成です
ミズの皮むきに挑戦 むずかしいと言いながら夕飯支度 夕食は山菜料理です
一日目の夜の液晶を使った授業は、とても興味をひくものと成りました。 明日からの植林をはじめとした活動の参考になったかな
9月16日
 午前、青森空港に降り立った65名の皆さんは、この日地元のほっかぽか温泉に入り、その足で、白神自然学校に向かった。この日は地元の婦人会といっしょに、山菜料理を作ることから始めた。体育館に集まった参加者は、自然学校の紹介、スタッフの紹介、時間帯の紹介を行い、テント張り組は、学校の裏にテントを張り、手伝い組は、自然学校の食堂の中で早速、ミズの皮はぎを体験した。中々、うまく向けない作業に、地元の婦人会の手つきを見ながらやっとの思いで笑いながら、実施した。その後、そのミズを使いさざ波コンブと混ぜたおかずを作っていった。けんちん汁もとても受けていた。全員で、食事場所に運び、すべてセルフサービスで、楽しく山菜料理を食べました。

 食事を終了後は、白神山地の歴史と由来、植生等の役しようの授業を実施、夜遅くまで、体育館で質問をし、次の日の山歩きに備えました。

 次の日の17日は早い人は、朝5時ぐらいから起きて、地元の婦人会の人たちと朝食づくり。そこに人の輪ができ、全員が何らかの手伝いをし、自分たちのことは自分たちでするという中で、詐欺用がとてもはかどりました。
朝食を済ませ、早速、植林活動に出かけました。最初に昨年収穫し、育っているブナの苗木を見て、4年物のブナの苗床を見学し、コナラ等の苗木も見学し、植林地の津軽沢林道に向かいました。
 植林地では、各号車毎に、ガイドの案内でブナの植林を実施しました。親子で汗をかいている人、夫婦で植林している人、仲間同士で記念の写真を撮っている人、様々な取り組みの方々が、楽しく植林していました。

 植林終了後は、津軽森登山に出かけました。途中、ブナの巨木が倒れていて、その根の部分を見たり、倒木下木の上を歩いたり、熊の巣穴を見たりしながら、頂上にたどりつきました。
 この三日間は、台風が接近していて、天気は悪いと踏んでいましたが、全行程が天候に恵まれ、白神岳をはじめとして秋田方面の核心部分の山がきれいに見えました。
 山から下りる途中、大きなブナの木に聴診器をあて、ブナのミズを吸い上げる音を聴いたり、広葉樹の森の高木・低木を代表する木の葉っぱあてクイズを実施したりしました。
苗床見学し、4年も育てるの? 「えーい」中々ささらない どうだい、見事完成じゃ
皆さん、とても良い汗をかいていました。この計画は、もしかしたら3日間雨だったのではと心配をしましたが、植林した次の日は、ちゃんと午後から雨が降り、ブナの木にとってはとてもすばらしい環境での植林となりました。晴れ男・晴れ女に感謝・感謝です。
大変な大地だね すごい、竹の根っこがいっぱい 最後はウサギネットをしっかり
津軽森登山・・・・疲れる 聴診器でどなん音「ゴーーーん」 お疲れ様「白神汁をどうぞ」
植林して、山に登った後の
食事はうまい
クロクマの滝もすごいね ハロー白神でもう一度勉強だ
 そして赤石川大橋のトイレわきで、昼食をとりました。白神汁と、おにぎりの取り合わせに、作業して、山登りをした後の爽快感がマッチしてとても皆さん、「おいしい」と言われて食べていたのが、印象的でした。

 その後、クロクマの滝を見学し、今まで途中までしかいけない通行路が、すぐ下まで行けたので、皆さんとても喜んで「マイナスイオン」をいっぱいあびていました。

 その後、全員で水軍の宿の温泉に入り、作業の汗を流し、夕方から、この日のお楽しみのバーベキューを外で実施しました。学校の前に、穴を掘り、名物のイワナの姿焼きを実施しました。また、地元の肉でバーベキューです。参加者は、夜遅くまで、盛り上がっていました。
 途中から、花火大会も実施しました。トーナメント制で実施した花火に都会の子供達は、とても喜んでもらえたのではと思います。
 この日は夜遅くまで、白神山地の最後の夕べを楽しんでいました。
イワナの串焼き、これはうまい なあに?トウモロコシもうまいよ バーベキューはたちまちなくなる
アウトドアは、支度は女性群が用意をし、男性は料理をつくり、女性は食べる方に徹していたかも知れない。皆さんとてもおいく頂いていました。 子供達は、のびのび花火を楽しんでいました。この日は、雨もなく、とても楽しい夜となりました。
 18日の最後の朝、全員で食事の支度をし、閉校式を行いました。自然学校でのスタッフも手を休めて全員出席し、大飛揚して一言、ご挨拶をさせてもらいました。
 換気用基金から、労働組合から、自然学校から、スタッフからと次々と挨拶をし、最後まで、別れを惜しんでいました。

 学校名物の「白神まん」も飛ぶように完売しました。シールもたくさん売れました。
 また、帰りに「海の駅」に寄って買い物をしたいということで、少し早く自然学校を出発し、お土産も購入して青森空港に向かいました。本当に楽しい二泊三日の思い出ができました。
 また、三井物産の皆様が、白神山地において、自然保護の活動に対して、汗を流して頂けることを楽しみにしております。

 

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