ブナの種・収穫・種蒔き・芽吹き

 

ブナは、4年〜5年おきに種をつけます。種が実る年は、春には白い花が咲きます。私たちは、秋、葉っぱが枯れて落ちてくるのと同時に、落ちてきたブナの種(そばの実の7倍ぐらいの三角柱の種)を一粒一粒を土の上から拾います。

拾って集めた種は、秋まきと言って、ブナの苗床(なえどこ)に植えます。そして、ひと冬雪の中で越して春を待ちます。

  春、ブナのかたい殻を破って芽がでてきました 双葉(ふたば)になり、葉っぱを広げようとしています。

春のブナの木は、冬の間、つぼみのまま冬を過ごします。

そして、春のあたたかさとともに、ブナの葉っぱが、太陽の光を求めて大きく開こうとしています。ブナは春から夏までに1年の90パーセント近く成長します。いままさにその瞬間です。