■ 第2回世界自然遺産会議
第2回世界自然遺産会議が青森県で開催された
 
―豊かな自然と共生する地域づくりに関するアジア太平洋・白神山地会議―

 世界自然遺産の白神山地は、世界最大級の原生的なブナ林を有する地域です。ここには、天然記念物のクマゲラやアオモリマンテマなどの多種多様な動植物を育む優れた生態系が保たれ、人と自然との共生の文化が息づいています。
 青森県では、弘前市をはじめ、白神山地を有する町村で、2005年10月15日〜17日の三日間、アジア太平洋地域の自治体が参加して第2回世界自然遺産会議を開催した。
 青森県と秋田県にまたがる世界自然遺産白神山地は、数千年の時を越えて今に受け継がれた世界最大級の原生的なブナ林です。
 この事実は、その数千年の間、人々が、豊饒(ほうじょう)の森の恵みに感謝しながら森とともに生きてきたという自然との共生の実践があったのです。それは、『森の文化』と言っていいのではないでしょうか。世界自然遺産は、未来の世代に引き継いでいくべき人類のかけがえのない財産であり、その保全のためには、国際社会や各国政府はもとより、地域社会の理解と協力が不可欠であり、このため自治体の果たす役割は大変重要です。また、21世紀は、それぞれの地域で循環と共生の豊かな地域づくりを進めていく必要があります。
 世界自然遺産白神山地を保全し、継承するためには、白神山地の素晴らしさや白神山地における自然との共生の実践を認識し、それを広く内外に発信していくこと、また、国際的連携・協調の輪を広げ、自然と共生する社会実現をめざしていくことが大切です。このことから、2005年、白神山地において、「第2回世界自然遺産会議」を開催します。
(三村申吾青森県知事・HPより)

 世界自然遺産を有するアジア、太平洋地域の自治体代表者が白神山地に一同に集まり、遺産の保全や地域づくりを話し合った「第2回世界自然遺産会議」(10月15―17日の3日間)弘前市と鯵ケ沢町、深浦町、西目屋村の県内4市町村で開かれた。

 
    
 海外からは中国やインド、インドネシア、オーストラリアなど15カ国の20自治体、3政府機関の約90人が来県した。国内からは全国から多くの方が参加し、「大いなる生命(いのち)の循環 見つめよう、自然の中の私たち」をテーマに、第1分科会〜第3分科会に分かれて、事例発表会が行われ、各地域の取り組みを紹介。
 最終日の17日には、鯵ケ沢町の日本海拠点館で白神山地サミットが開かれ、「白神山地宣言」を採択し、人類共有の財産である世界自然遺産を次世代に継承することを確認した。この会議には秋篠宮ご夫妻が参加されたほか、高野環境副大臣も開会式や歓迎レセプションに参加された。
 この会議には、白神山地を守る会からも多くの会員が参加し、自然遺産の保全と活用についての、世界の事例を学んだ。また、最終日の日本海拠点館の前では、外国人や国内の参加者に白神自然学校名物の「白神汁」が無料で参加者に配られたほか「白神まん」「白神の水」「手製のおにぎり」の販売も行われ、参加者から「おいしいね」と賞賛の声が寄せられた。また、次回の開催国、中国に開催旗が渡され、参加者は白神山地への思いを後にした。

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