■ 白神自然学校首都圏倶楽部ふるさと定住促進事業をスタート

白神自然学校首都圏倶楽部
ふるさと定住促進事業をスタート

 白神山地の麓の里、白神自然学校のある一ツ森地区の理解を深めてもらうために、今回、白神自然学校の首都圏倶楽部の代表7名のメンバーを事前調査を含めで、鯵ヶ沢町を訪問してもらった。
 今回は、季節柄、青森県の伝統・文化に触れてもらうということで、火の祭りと言われる「ねぶた祭り」の最盛期に計画しました。
 参加者は、新幹線で青森入りをし、一日目は、五所川原市の「立佞武多」を見学しました。1台の規模は、7階建のビルに相当する高さ約22メートル、幅6メートル、重さ約17トンにも及びます。その威容を望むことができるのは、8月4日より8日までの5日間のみです。
 参加者は、首が痛くなるような高さに感動していました。その日のよる遅く、五所川原駅から、五能線で、鰺ヶ沢駅に到着、自然学校の出迎えのワゴン車で、自然学校に向かいました。この日は、自然学校に寝袋で雑魚寝です。

 次の日は、近くの農家の田んぼや畑を見ました。また、世界遺産白神山地にも出かけました。昼は、白神自然学校が誇る白神山地の核心部分から流れる赤石川の水をつかった、おにぎりと「白神汁」をもって山に入りました。山の中で食べる「おにぎり」は格別の味がします。参加者は世界遺産の醍醐味と、里の味を堪能しました。
 夕方からは、地元、中村川で獲れた「イワナの塩焼き」と幻の魚「イトウ」の刺身を食べました。白神自然学校の代表の永井雄人がイトウをさばきました。身はさしみに、皮は湯引きして、酢みそで、アラは、汁物にと、捨てるところがありません。一匹、数万円もするイトウの刺身は、歯ごたえがあり、全員初めてでした。意外とさっぱりした味に参加者は驚いていました。
 この日は、杉並区から来ているこどもたちも加わり、バーベキューの肉や、おにぎりをいっしょに食べました。夜遅くまで、一ツ森地区の自然について、ここに住み込んだ場合の課題など話し合いました。

 三日目は、地元の婦人会がつくった朝食を食べた後、近くのかやぶき屋根の農家を下見しました。空き家になっているかやぶき屋根の家の大きさにびっくりしていました。また、家の前には、地元ではほとんどが、畑をもっていますが、庭があり畑があり田んぼがあるという光景は目新しいものではないのですが、首都圏のメンバーは、こういう生活スタイルが都会ではできないといいながら、畑のトマトをほおばって、「甘い味だ」といいながら食べていました。
 この日は、二・三軒の空き家を見学し、最後の日ということもあり、隣接する西目屋村までいき、マザーツリー・そして青秋林道の青森県側の入り口まで行き、大川上流から、青鹿岳を見に出かけました。白神山地の森は、朝晩はとても静しく、日中はさわやかな風がながれます。参加者は、白神山地をたくさん堪能し、この日は、西目屋村の「森のいずみ」という公社の温泉に入り、青森市まで戻りました。
 そして、市内の安くておいしい青森駅前の「一二三食堂」で夕食をとり、夜は、青森ねぶたを観賞しました。青森ねぶたも6日は大型ねぶたが出動し、盛り上がりが最高潮でした。

 青森県の素晴らしい自然と、夏祭りを見て、この日の夜行バスで、都内に帰りました。今回の定住下見ツアーに参加した人たちは、今年の秋に東京杉並区で開催する「すぎなみ環境博覧会2006」にも参加します。そして、杉並区の人たちや、首都圏クラブの会員・自分の周りの人たちでふるさと回帰を考えている人たちにこの話を通した情報を広めていこうということになっています。今回第一回目の「定住促進事業」でしたが、大成功だと思います。地元の農家の人たちとの交流でも、市民農園用の農地の提供や・空き家探しについては、鯵ヶ沢町も積極的に勧めていくことになっています。鯵ヶ沢町は、山あり、川あり、海があり自然遺産白神山地がすぐ近くにありと、自然いっぱいの町です。また、農漁業が盛んな町です。人々はおおらかで、のどかな地域です。自然と向き合った生活を取り戻したいと考えている方、定住とまでは行かなくても、長期滞在してみたいと考えている方がありましたら、何なりと白神自然学校事務局に連絡ください。いっしょになって、すばらしい自然での生活をコーディネートして見ませんか。

特定非営利活動法人 白神自然学校一ツ森校 事務局

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