春のエコロジー体験ツアー(青沼と天狗岳コース)


 6月9日.10日白神山地を守る会との共同企画で行った。参加者は、青森駅より8時に合流、一路、白神自然学校に向かった。この二日間は、天気後雨という不安定な日であったが、行程そのものは、二日間とも、パラパラとした雨粒はあったが、天気に恵まれた。まず最初の日は、青沼に向かった。赤石渓流を上りながら、奥深いブナ林に入っていくこのコースは、登山コースができているわけではない。参加者は普段、登山道などは歩いているが、こういう道は初めてで、杣道ということを初めて知った。途中、大きな滝が見えてきた。私たちは、「青沼第一の滝」と呼んでいる。その上には第二、第三の滝もある。そして、このコース途中はタケノコとミズ(ウワバミ草)の山菜が季節がらあったので、参加者は途中山菜を採った。この日の夜は、自然学校特性の「白神御膳」を食べたが、食卓には、取り立てのタケノコの味噌焼きや、ミズの酒粕付けがでた。参加者は、自分たちが採取した山菜の味を地元の人達と、収穫の喜びと共に、語り、とても有意義な時間を過ごした。この日は、時間的に青沼まで行くのに間に合わない時間帯だったので、もう一つの最後の沢の、「幻の滝」を見て引き返した。それでも駐車場に戻ったのは18時過ぎだった。とても充実した杣道コースに、参加者は次の日の天狗岳への夢をふくらませて、早めに就寝した。


 10日朝6時に自然学校を出発した参加者は総勢12名、この日は朝から快晴だった。天狗峠まで、車で1時間30分、赤石渓流線を白神ラインまで上り、白神ラインを深浦方面まで、30分、天狗峠が見えてきた。参加者は身支度をし、軽いストレッチを行い、コースに入っていった。昨日の杣道と違いコースがはっきりしていることに参加者は私たちが普段接している道だと語っていた。大坂から参加した人は、これでも自分たちはもっと大きい、広い道を歩いていたが、ここの道は細いと言っていた。この日の案内は大谷石捷またぎである。途中の沢で、熊を追いかけて仕留めた話しや、またぎの生活、熊野特徴、熊のいる場所など、とても有意義な話しをして、参加者は、普段聞けない話に、登っている大変さを忘れ、聞き惚れていた。途中、いろいろな花が咲いていた。雪渓が残っている場所では、フキノトウが芽を出していた。参加者は、3月、4月の花がここでみれるとはと驚いていた。天狗岳には、3時間20分で届いた。お昼には少し早いが、朝の食事が早かったので、みんなで食事をし、核心部分の雄大さを楽しんだ。


 天狗岳(標高957m)の頂上からは、「向白神岳」をはじめ核心地域が180度見渡せる。白神山地の中でも人気の山である。参加者は大きなおにぎりを食べながら、この景色に見入っていた。お腹もぺこぺこなので、おいしい空気と、赤石川の水でつくったお米のおにぎりは、とても合うのでしょう。参加者は最高72歳の男性から20代の女性まで様々である。しかし、1人もリタイヤがなく、全員登りきれて良かったと思います。また、お会いすることを楽しみにしております。お疲れ様でした。

今年のブナは実をつけている 登山道を上る参加者 イワウチワ
ムラサキヤシオ シラネアオイ タムシバ

向白神岳 ヤマツツジ ギンリョウソウ