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みんなが津軽峠のマザーツリーを見なければ、白神山地に行った気がしないといって津軽峠を目指す。 しかし、すっかり根っこは踏み固められ、周りの土も硬くなってしまった。中には、屋久島と同じだという人もいる。そんな声があちこちから聞こえてきた。 私たちはそのすぐ下に「ふれあいの森」というコースがある。 ここはマザーツリー並みの巨木が数本ある。この地域は津軽藩時代から、ソリもなく、川もなく、トロッコもない為にブナの巨木は切り倒されることがなかった地域。 このふれあいロードは、たくさんの巨木が残っている。峠という尾根沿いにその巨木がたくさんある。 今年の秋のエコロジー体験ツアーは、この巨木をみて歩くツアーである。 その巨木の一本が、前回の台風17号によって倒れた。 その根っこの前に立ってみた。ものすごい大きさである。根っこについた土と岩にさわった。350年間この木の下で巨木を支えて日の目を見ることがなかった土と岩である。白神山地が隆起した弱い岩盤の上にあるということが、よくわかる。 自然界のダイナミックな世界を感じた。周辺は「森の講堂」といって、少し広い広場になっているところだ。長さ25mぐらいにわたり周辺にぽっかり穴が空いた状態で、やさしい光がさしていた。次の新しい生命がまたこの空間に新しい生命を育むのだろう。

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