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公開シンポジゥム
「世界遺産白神山地の生態系と水環境」

 
 9月5日、午前9時30分から第8回日本水環境学会ノンポイント汚染研究委員会のワークショップ
in白神十和田が開催された。テーマは「生態系と水環境との調和を求めて」

 公開シンポジゥム「世界遺産白神山地の生態系と水環境」を実施した。
 このシンポには白神山地を守る会代表の永井雄人が参加し、「白神山地の自然保護としてのブナの森の復元・再生事業について、報告をした。また、白神自然学校副校長で、現役マタギの吉川 孝さんも「白神山地の環境保全と利用」という題で活動報告した。

 最初に滋賀県立大学環境科学部の國松孝男教授が開会の挨拶をし、パネラーとして、白神山地ビジターセンターの竹内健悟主幹が「世界遺産白神山地への誘い」と題して、白神山地を紹介、盛岡大学短期大学の齋藤 宗勝教授が、白神山地の生態系と環境保全について話した。

 吉川 隆さんは、長年マタギとして白神山地の自然とつきあってきたが、自然と共生はできないと思う。自然と共存することが自分たちの生き方である。白神山地は世界遺産になったら観光地化してしまった。まさかこんなに人が来るとは思っていなかった。白神山地はマタギの伝統的な文化と原生的なブナ林がツインで一つであるという認識に対して、会場からその通りという意見がたくさんでた。

 永井代表は、白神山地を守る会の概要と白神の自然保護の象徴は、白神山地で一番長い、赤石川が一本の清流として、山の恵みを日本海に注いでいることが、白神山地が世界遺産になっている理由の一つである「原生的な純度の高いブナ林が、広範囲に残っている」ことの証明と語り、その赤石川の上流の津軽沢林道沿いで、破壊され杉が植林された場所をブナを中心とした広葉樹の森に再生するための植林をしているとを紹介した。その植林をするために、年間を通して種拾いから、苗床づくり、地ごしらえ、下草刈り、植林という作業状況を紹介するOHPを使った説明を行った。

 白神山地の健全性のためには、こういう自然保護の活動の必要性を訴えた。最後にいま白神市という呼称を使用し、白神という観光ブランド名を市町村合併に使う動きをけん制し、参加者の署名への協力をお願いした。