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  東京の大泉西中学校の修学旅行白神山地を訪問

 5月22日〜24日、2泊3日で、東京都練馬区立大泉西中学校の2学年の皆さん168名が、修学旅行で、白神山地を訪れた。今回は、世界遺産 白神山地での植林を通した自然体験と、世界遺産となったブナ林のワンダーリングを楽しむという目的と、白神山地の伝統的なマタギの文化にふれるという目的で訪れた。

 5月22日、東京から新幹線、やまびこで盛岡駅まできて、そこからバスで弘前市のアップルロードを走り、相馬村のリンゴ農家を訪ね、リンゴの摘果作業(リンゴの品質をよくするために、適当な数を残して摘み取る)を体験した。

 そして、この日は、夜、大鰐町の不二やホテルに泊まり、夜は白神自然学校の永井雄人代表の事前の「白神山地の今」というテーマのプレゼンを受けた。
 生徒は、明日の天気は、着る物は半そででいいか。ヘビとか熊とかいるのかと聞いていた。

 

次の日23日、朝7時10分にホテルを出発し、一路、アップルロードを通り、案門ヴイレッジでトイレ休憩をし、津軽峠のマザーツリーを見に行った。
 マイクロバス8台に、白神山地を守る会と自然学校のガイド8名と、植林担当の地元役員12名の合計20名で対応した。
 最初のマザーツリーの400年物のブナの木には、驚いていた。「大きい」「すげぇ」などと感動の声をあげていた。

その後、津軽沢林道の植林地に移動した。せまい林道をマイクロバスで入り、事前に準備をしていた地元のスタッフの植林の仕方と注意事項の説明を受け、各自が、5年物のブナの苗木と、トガ、ウサギネットを持って植林地に入っていった。


 道具を使ったことのない生徒が多く、最初はなかなか穴を掘れない生徒が多かったが、植林担当の地元のスタッフの指導を受けて、植林をした。
 この津軽沢林道は、赤石川の上流として、毎年植樹祭や、植林を通したブナの森の復元・再生運動を展開している所です。成木にならない杉を伐採し、イタヤカエデ、ホオの木などの広葉樹と共に混合林にし、やがてはブナの森にしていこうという計画でいる所です。
 この生徒達の、白神山地の思い出として、また、自然保護の精神を少しでも感じてもらえればうれしい限りである。

  
  

その後、津軽森の見晴台登山を実施した。この日は、快晴で、中々山登りしたことのない生徒が多く、ちょっとした登りも、すごくきついと声を上げながら歩いたが、ブナ林の中の腐葉土の柔らかさや、途中のブナの根元が、盛り上がった箇所の穴(アナッポ・マタギ語)を見たりして、ワイワイがやがや、あっという間の25分、核心部分が目の前に広がる広場にたどり着いた。右側には白神岳・向白神岳が頂上に残雪を残していた。
 真っ正面には、真須ケ岳・真瀬岳がはっきり見えた。核心部分の世界遺産を一望でき、その眺望を楽しんだ。

 
  

津軽森を下山したら、もうお昼で、全員お腹がぺこぺこで、お弁当とお茶を飲んだ。

 

そこでしばしの休憩を挟んで、次は、鰺ヶ沢町の遺伝資源保存林のワンダーリングに出かけた。約40分のきれいなブナ林の中を歩いた。途中、ブナの幹に、エゾハルゼミの脱皮した抜け殻やツキノワグマの爪痕があったり、チゴユリ・キクザキイチリン草があったり、残雪が残っている場所では、フキノトウがあったりした。生徒は、ブナの幹に聴診器をあててみたいという要望があったので、ブナの幹の水を吸う音を聞いて楽しんだ。

周りに生徒がいっぱいいて、声を出していたから、どれだけ聞こえたかは不明であるが、とても楽しそうにやっていた。

 
  

そのご、トイレ休憩をして、一ツ森地区の白神自然学校に向かった。途中、赤石川のせせらぎを見ながら、ブナ林の若葉の香りを感じながら山を下った。途中、ブナの根元からわき水が出ている箇所では、バスを止めて、カップや水筒を持って、わき水を飲み、「うまい、冷たい」といいながら感動していた。
 また、ブナの苗床のある大地区にでた時に、ビニルハウスが3棟たっていて、ここでブナの苗木をつくっているとガイドが説明をした。
 このブナの苗木が、今植えた苗木なのかと質問していた。
 そして、自然学校に着いた生徒は、木造平屋建ての自然学校に、レトロ調の世界を思い浮かべたみたいで、小さいとか、かわいいとか言って中に入っていった。

 自然学校では、副校長でマタギの吉川 隆さんの「白神マタギについて」の講演を50分聴いた。マタギのイメージが変わったみたいです。

 

熊撃ちの仕方。熊を捕った後の処理の仕方、マタギの儀式、熊の特徴、熊との格闘、熊と出くわしたら、どうするか、マタギ言葉、白神山地はどういう山かなど、数々の際限ないマタギの体験を語ってくれた。参加者は、メモをとりながら驚きと笑いがでたり、会場に熱気がただよっていた。生徒達は、たくさんの白神山地の思い出を胸に、自然学校を後にした。
 
 帰りのバスの中は、ホテルに戻るまで、感動の歌声と笑いでいっぱいだった。
 練馬区立大泉西中学校の皆さん、皆さんが植えたブナの苗木を何年後か先に、また見に白神山地においで下さい。自然学校では毎年、皆さんが植えたブナの苗木を見守り育てていきます。また、お会いしましょう。