第一回全国廃校フォーラム2012開催

 2月1日第一回全国廃校フォーラムが東京の旧練成中学校、現3331アーツ千代田で開催された。主催は(財)都市農山漁村交流活性化機構である。平成4年度から平成22年度の19年間で、約5000校の公立小中学校が廃校となったことが報告された。この廃校をいかにスピードを持って活用するかが、今は市町村の地域活性化の鍵となっている事が報告された。
最近の廃校利用は、体験交流施設・飲食関係・加工製造施設・文化施設・教育施設、そして福祉施設等々有効活用されているが、まだまだ全体の3割程度ということで、まだ、多くの廃校は活用されていないことが報告された。今回は全国で活用されている廃校利用者が一同に介して、廃校利用の良さや、課題などを話し合った。
 (財)都市農山漁村交流活性化機構専務理事の、斉藤章一氏は、廃校利用が地域活性化の鍵である。廃校は今や、地域の拠点となっていることを紹介し、色々なアイデアを結集して廃校を利用していこうと呼びかけた。
 また、文科省の企画施設助成課の課長補佐の杉浦健太郎さんは、廃校の実態と今後の廃校の見通しを示し、毎年約500校が廃校になる予定ということを明らかにした。
そのご、事例報告を受けて、パネルディスカッションが行われ、廃校の役割・持続可能な運営、ネットワークのあり方とは」などを討論した。白神自然学校一ツ森校も廃校を利用した自然学校ということで、懇談会で永井雄人代表が、白神自然学校一ツ森校の紹介をした。