< 9月18日(木) 宿泊学習内容 >

■ 開校式(9:10〜9:50)
子供たちからの代表が、「二日間お世話になります」と挨拶し、続いて永井代表理事より自然学校来校についての挨拶がありました。それから、今回の授業の時間帯が説明されました。
この地域は世界遺産地域になりましたが、私たちはどれだけ自分たちの地域のことを知っているか、この二日間がんばって知っていこうと話しました。
その後、「デートゲーム」を実施しました。デート形式で相手を選び、お互いにどんな気持ちでこの授業に参加しているかを一枚の紙に書いて自己紹介をしていくゲームで、緊張感も和らいでいきました。
■ 一ツ森登山(10:00)
地 元の山のおむすびみたいな形をした一ツ森に登ることにしました。途中まで車で行き、ブナとミズナラの木々の間を登っていきました。途中ブナの木の説明を受けたり、広葉樹の森の腐葉土や葉っぱの仕組みを勉強しながら登りました。また、ニホンザルの糞がたくさんあり、子供たちは「熊はいるの?」「カモシカは?」など、動物の話題でいっぱいでした。
約1時間半かけて登り、ちょっと下って山の山頂から一ツ森小学校や種里、子森、一ツ森の集落が見える場所に立ち、自分の家や小さな集落を眺めながら昼食をとりました。山の空気の心地よさと登りきった充実感でとてもおいしくお弁当を食べることができました。
それから下山したのですが、登る時よりも下山が怖いという子がいて、共に慎重に下りてきました。
■ 白神自然学校「遊々の森」
(スギ林)での枝打ち体験
手ノコを持ち、枝打ち体験をしました。枝打ちすることによって、木がまっすぐ伸びていくことに感動した子、間伐材を一本伐採し、年輪を数え感動する子がいました。 本当にイキイキしていました。
■ 熊ノ湯温泉で入浴(16:00〜)
お風呂の中で、一日の出来事について「疲れた〜」といいながら感動した話をする子供たち。
■ 自分たちで夕食の準備
今日のメニューはカレーライスです。自分たちでジャガイモやニンジンの皮をむきました。父兄の方々も手伝いましたが、子供たちは自分たちの努力で自主的にやっていました。
■ 夕食(18:00)
給食当番をつくり、教室でバイキング風に一列に並んで各自盛り付けました。「いただきます!」と、おいしくいただきました。
■ 地元婦人部の方々との交流会
今回は、地元婦人会から5人の方が参加してくれました。まず、婦人会の方々に自己紹介をしてもらい、地域の特色について話してもらいました。

・ 村は皆んな仲がいいです。
・ 村は空気がよくて、お魚や山菜がたくさん採れてとてもいい所です。
・ 一ツ森小学校集落の人は皆んな元気がいいです。
・ 村の人達は何かあると皆んなで何でも話し合います。
・ 山がきれいです。
それから、子供たちからたくさんの質問がありました。
<部落にはどんな行事がありますか。>
神楽といって、集落の神様を祭る行事があります。
<一ツ森の山ではどんな山菜が採れますか?>
タケノコ・ミズ・フキ・キノコ、と答えると「全部食べたことがある」と言った生徒もいました。
春のカタクリも食べたといいます。
<川にはどんな魚がいますか?>
カジカ・金アユ・メダカ・イワナ・ヤマメなどがいます。
「川は何ていう川?」と逆に聞かれた生徒たちは、「赤石川」と元気良く応えました。
<山にはどんな生き物がいますか?>
ツキノワグマ・カモシカ・ニホンサルと答えると「見たことある。クマは熊ノ湯温泉で、
サルは家の近くで」という話がたくさんでて、和やかな交流会で盛り上がってきました。
<婦人会の皆さんのお得意な物を教えてください。>
踊り、干しもち作り、漬物作りなどです。
あっという間の1時間でしたが、子供たちは、地域の中の出来事を詳しく知ることができたようです。婦人会の皆さんにお礼を言って、キャンプファイヤーに出かけました。
■キャンプファイヤー
自分たちで火をつけ、キャンプファイヤー開始です。火が燃え上がってくると、各自用意した出し物を始めました。
手品、芝居、それぞれに練習してきた成果を披露してくれました。
ちょっと木が湿っていて、火の勢いが足りませんでしたが、大きな歓声と拍手で大喜びでした。
この日の最後の大イベントは、ペットボトルの容器で作ったロウソク立てを持って、墓所に行く肝試し大会です(21:00)。皆んな恐る恐る向かいましたが、集団で行動していたので、歓声に怖さも忘れたようでした。
体育館にて就寝[テント泊] (22:00)
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