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「赤石またぎ」の一年鯵ヶ沢町の赤石川流域には、いわゆる「赤石またぎ」と呼ばれるまたぎのグループは、次のとおり3つありました。
@大然と一ツ森のまたぎ
また、「赤石またぎ」は、藩政時代、殿様の御用またぎとしても知られています。
「赤石またぎ」は、主にクマ(ツキノワグマ)の狩猟を主としてきました。しかし、年中山の中で獣を追いかけているわけではありません。冬季はまたぎ専門であるが、夏季には水田を耕作し、山菜を採り、マスやアユを捕り、世間並みのごく普通の生活をしていました。
農繁期を除いた日々は、またぎ以外の人達に比べると、山菜採り、魚捕り、炭焼き、薪伐り等には、自家用以外時間を割かず、ほとんどまたぎに費やしています。そして、山に入れば、里での出来事も知らないで、ひたすら獲物を追い掛けているほど、熱中した時を過ごしています。
「赤石またぎ」の山での生活山での生活は大変厳しいもので、いろいろな禁忌事項(タブー)がありました。
≪山での禁忌の一例≫ ●汁かけ飯は食べない
≪またぎが使う山言葉の一例≫
山の中でまちがって里言葉を使うと、冬でも裸にされて水こり(身を清めること)をとらされたそうです。
「赤石またぎ」の家族の生活「赤石またぎ」の家族は、近所付き合いについては、厳重に気をつけなければなりません。次に禁じられている行為の一部を紹介します。 ●結婚披露宴などの祝い事や、出産に関わる行事には絶対 行かない。葬儀や法要に出席することは、差し支えがない。
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