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青沼について
大谷さんは、70才を越えたときから、「青沼」で自然相手の生活を続けました。「青沼」は、鯵ヶ沢町一ツ森から赤石川を15キロぐらい遡った所にあり、営林署から養魚を目的に有料で借り受けているものです。
青沼のイラスト図(鶴田要一郎氏による)
赤石川から200メートル近くも高い所に沼があり、沼の周囲がおよそ平らで、外輪がブナの林になっています。
沼のほとりに小屋が二棟建ち、小屋の近くには営林署から払い下げたブナの大木が輪切りにされ、ナメコが栽培されていました。小屋は、またぎ小屋として利用していました。
沼に流れている本来の沢は、水が少ないために、1500メートル離れた沢から、口径30ミリのパイプで水を引き、泡が立つように、ほとりに生えているブナの木を利用して、5メートルの高さから、沼に勢いよく水を落としています。
沼には鯉が放され、15センチほどの赤い鯉がよく目立っていました。黒っぽい鯉も放したといいます。
小屋の中には、炉や流し、食器上げの棚、食品入れの箱、パイプで引いているきれいな水、一通りの炊事設備が整っていました。
入口には、ドラム缶の風呂も設けられてありました。
改修されたまたぎ小屋
改修前のまたぎ小屋
改修されたまたぎ小屋の外観
改修されたまたぎ小屋の中の様子
森の緑に囲まれたまたぎ小屋
改修されたまたぎ小屋の入口
今後は、このまたぎ小屋を拠点として、体験ツアー等を通して、白神山地に関する環境教育を進めていきたいと考えています。
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