7月18日(祝月)春の蒸留体験ツアーが行われました。参加者は11名。この日は鯵ケ沢町の小森町の副産物売払い契約を結んでいる国有林内で、オオバクロモジの採取を行いました。白神自然学校で実施している、ちょこっとアロマの参加者達やネットで、情報を得た方々が、岩手県・秋田県、そして函館市、八戸市、五所川原市、そして青森市から参加してくれました。
白神自然学校の教室で、参加者はオオバクロモジ採取の注意と、枝葉の見本の説明を受け、二人一組のチームを組んで採取することを決めました。
特に、オオバクロモジは、平らな所に自生しているのではなく、日蔭を好む低木なので、急斜面とか、に生えていますので、十分足元に注意する説明を受けました。
また、広葉樹の木との相性がいい木であることの説明がありました。
オオバクロモジを発見しても、すべてをハサミでカットするのではなく、枝葉を選定することや、数本ある場合は、すべてカットするのではなく、最低1本は残すことなどの基本的な採取の仕方の指導をうけてから、山にでかけました。
採取後、白神自然学校内の蒸留窯の作業場所に移動し、さらに細かく枝葉を選別し、窯の中に詰めていきます。その後蒸留しますが(約、2時間以上)、その間、オオバクロモジの成分の話しや蒸留の仕方の説明を行いました。蒸留の仕組みが中々わからないという事で、温度が上がり、窯が熱せられてガラスのストローに、蒸留水とオイルが流れ落ちるシーンを見て、初めて納得した方もいました。作業場は、オオバクロモジの香りがいっぱいです。
待機中は、お昼ごはんは、もちろん農家レストラン しらかみでの「白神グリーンカレー」と、白神の里の水で沸かしたコーヒーを楽しみます。
何回か、作業場に出向き「あ、でてきた」と叫びながら蒸留作業を楽しんでいました。中にはセラピストとして、たくさんのアロマオイルを使い、お客様にアロマの香りを進めていられる方もおり、アロマの木々をこうして採取して、蒸留している仕組みを、この目でみて知識を得て、お客様に一杯話しができると喜んでいた方もいらっしゃいました。
参加された皆さん全員がオオバクロモジのアロマの香りの大ファーンになってもらいました。
参加者の皆さま、大変ご苦労様でした。秋には、五所川原市で重松浩子先生の「オオバクロモジ」を使ったアロマ講座を企画しています。たくさんの参加をご期待しています。お出かけください。ありがとうございました。