農泊先進地視察報告
10月5日(木)午後、名古屋小牧空港に降り立ち、その足で栄区にある青森県名古屋事務所に挨拶に行きました。名古屋からの青森空港利用者上京の話しを聴きながら、今回作成したばかりのパンフレットを持参し、インフォメーションコーナーに置かせてもらる事にしました。次の日朝早い便の高速バスで10月6日(金)長野県の飯田市に到着し、地域再生診療所の井上弘司さんのご案内で、飯田市産業経済部観光課・農業課農業振興センターから資料を頂いたり、南信州観光公社等を訪問し、資料を頂いたり農泊や観光のお話しや資料を頂くことができました。その後は、少し飯田市観光を楽しみながら、、ふれあい農園を実施している農家民宿 「おおた」の太田いく子さん宅にお邪魔し、農泊立ち上げの時の話しや、修学旅行の受入の話しなど、様々な取り組んできた事の話しを聴くことができた。これには井上さんも同席してくれた。次の日は農家民宿から、長野行きの高速バス停のりばまで自家用車で送ってもらった。
平成28年11月天皇陛下が、飯田市を訪れ、昭和20年の大火で飯田市が全壊した時に中学生が復興事業の一環で、街のど真ん中に消防が通れるような広い通りがあり、そこにりんごを植えた通りがあり、そこを訪れ時の記念石碑があり、そ子を案内してくれた。また、その向かいには、りんご並木のエコハウスと言う建物があり、飯田市内からの木材をつかった材料でつくったモデル住宅があり、見学した。環境共生型住宅といい、飯田市のシンボルとなっている。
その後、市内観光を楽しみながらいくつかの農家や産直施設をみながら、農家民宿おおたに移動し、農家民宿で提供している料理を味わいながら、地元の伝統料理の話しと、自家製のどぶろくを味わった。太田いく子さんとの会話には井上弘司さんも立会って夜遅くまで、農家民宿のノウハウ・苦労話しを伺う事が出来た。ありがとうございました。
10月7日(土)朝、太田宅に井上さんが迎えにきてくれて、飯田市の高速バス亭乗り場まで送ってくれた。ここは目の前が産直市場があり、朝から多くの地元の人達の買い物客で賑わっていた。飯田市の交通手段の多くは高速バスだということがよくわかりました。その後JR長野駅まで3時間ちょっとかかり、そこから石川県の金沢市まででて、夕方から石川県立金沢西高校の三津野真澄先生から、教育旅行の話しを伺うことができた。三津野先生はいぜん白神山地を訪れており、白神山地での教育旅行を推奨してくれている。今回、その可能性を探る話し合いが進んだことに感謝している。
10月11日(水)~12日(木)1泊2日で岩手県遠野市のNPO法人遠野山・里・暮らしネットワークに視察依頼をして、白神自然学校周辺の農家で、農泊を検討している農家の主婦4名で視察に出かけた。
一日目は、朝、海の駅に集合し、遠野市に、耕作道路で4時間近く、午後の14時ごろ到着し、遠野山・里・暮らしネットワークの事務所で回会長の菊池新一さんから、遠野市の概要と、NPO法人遠野山・里・暮らしネットワークの事業とグリーンツーリズムの取り組みの説明をうけた。その後風の丘、町の駅を視察した。開業立ち上げ当時市役所職員だった時の話しを通して、その立ち上げと木の課題や取組を紹介してくれた。
この日の夜は、菊池新一会長と同級生だという、宮澤静江さんがやっている農家民宿に宿泊して、お話しを聴くことができた。宮澤さんの御主人はホップの生産者として、キリンビールに契約栽培をしている旨の話しを教えてくれた。また、夫婦二人になり、広い部屋がいっぱいあまりそのスペースを利活用して、教育旅行の受入をしているとの事。何もないがということでしたが、用意した夕食の野菜の材料はすべて自家製の物ばかりでした。
差し入れのどぶろくもあり、和やかに鯵ケ沢町と遠野市の農家交流が実現した感じでした。
次の日の12日の朝、産直かみごうという、宮澤さん宅から500mしかない産直施設で、ラーメンを出している、アクティブままさんの会の代表から、この産直施設で働く内容や意義について話しを伺うと共に、宮澤さんが、産直施設に出しているホットサンドのお菓子を買いにでかけ、午前中に、遠野市を後にし、夕方、鯵ケ沢町に戻りました。
飯田市も遠野市も、農家の主婦の元気な取り組みに感激しました。また、いくつになっても生甲斐を持って仕事をしていることが、健康で長生きしている秘訣ではないかと、車の中で参加者と語って戻りました。美羽か民宿の皆さん、受入してくれた先の皆さま、大変にありがとうございました。