8月23日~24日にかけて、大東文化大学社会学部の学生11名が白神山地研修で訪れた。1日目は、オリエンテーションを行い、白神山地で体験したり知りたい事、自己紹介等の意見交換会を行い、ハロー白神のビジターセンターに出かけた。最初にビジターでは白神山地の全体のイメージとか、赤石渓流の革新部分から流れている川であること等、植物・動物、昆虫等を見学した。
この日は午後に着いたので、最初はクロモジを使ったアロマ風呂を体験した。ほのかに香るクロモジノ香りに気持ちがよかったと言う人もいた。
そして、地元白神の里の夕食、白神御前を頂いた。たくさんの山菜と金の鮎を使った塩焼き、ミズの漬物等など舌鼓をうっていた。
夕食後は、白神山地の歴史と、白神山地のまたぎとその暮らしを学んだ。白神山地は青森県と秋田件に跨る山であること。赤石川の鉄砲水と林道建設反対運動、そして、森林生態系、世界遺産と、単純に広大なブナ林があったから世界遺産ではなく、過去の地元住民の負の遺産が結果世界遺産を誘導し、広大なブナ林が今、現在も守られている事などを白神自然学校の永井雄人校長からのガイダンスを受け、数々の質問を受けて就寝した。
2日目は、朝ラジオ体操からスタートし、朝食をすませたら、最初にこの日御昼ごろ呈している白神山地でのブナの森の復元再生の為のSDGs活動としてのブナの4年物の苗木を苗床から掘る作業を体験した。中々スコップでは掘れない苗堀りに格闘してから出発した。
最初に大浦光信公の館後で(金・土・日)しか入館できないので、入り口で大浦光信公と津軽について、ガイドの永井雄人から説明を受け、その光信公が津軽平定の為に辿った古道トレッキングに出かけた。
小森林道から個度に入っていったが、最初は少しきつい坂が続くが、古道途中のブナ林やミズナラばやしをくぐりながら、自然学校からも見える大畑山を横目に、黒森の「殿の井戸」までたどり着いた。1時間30分のトレッキングでしたが、この暑さの為か水分補給がとても大事でした。殿の井戸では、手を入れて冷たさを感じていた。15秒湧水に手を入れていると、「手がしびれてきた」とその冷たさに驚いていた。
この後、黒森地区の黒森林道を歩いて、「白神自然学校遊々の森」の植林地に歩いて向かった。約30分歩いて、朝に掘ったブナの苗木を2人1組となって、1本1本に思いを込めて、植林活動を行った。
この時期に植林なので、土はとても乾いていたので、最後はポリ管で運んだ水を根の周りにたくさんかけ、空気を抜き活着するように工夫をこらしました。20年後、30年後にこの地域にブナの森が出来上がる事を願って植林を終え、白神山地でのすべての研修を今回の一連の工程を終了し、お昼はおいしいおにぎり弁当と、スイカを卓さん頂いて、白神山地を後にして、五所川原市の七和地区でのリンゴもぎ体験に出かけました。
この世代の学生は、高校時代コロナ禍で修学旅行にも行けなかった学生で、久しぶりの国内旅行に出かけることができてとても良かった。また、いっぱい汗をかいた。青森と東京も同じ温度でしたと述べて白神山地を後にしました。
また、来年度もこの計画を継続して実施と聞いています。是非、次の後輩に白神での体験を伝えてやってください。お疲れさまでした。