明年、世界遺産白神山地は世界遺産登録25周年を迎えます。また、今年は白神山地と隣接する鯵ケ沢町・深浦町が、4月28日、地域の有形、無形の文化財をテーマでまとめる「日本遺産」に認定されました。日本遺産に認定されるのは青森県では初めてで、鯵ケ沢町は白八幡宮の大祭行事や荷揚げ場跡、正調鯵ケ沢甚句など13件、深浦町は円覚寺や岩崎武甕槌(たけみかづち)神社の奉納絵馬、「港の一本杭」など9件を、それぞれストーリーを構成する文化財となっています。
過疎で悩む地域にとってはまたとない地域活性化の喜びであります。これらの有形・無形の文化財を活かしてどう地域の創生・活性化とつなげていくか。地元自治体だけではなく、町民・県民挙げて考えていかなくてはならない大事なテーマでもあります。
そこで今回、観光庁観光地域振興部の観光資源課長の蔵持京治課長をお迎えし、観光庁が今、取り組んでいる2020年に向けてのインバウンド4000万人の実現や、世界遺産白神山地や日本遺産登録地に対する期待や、国の考えている観光事業の考え方を、多くの町民や観光関係者、並びに自治体の皆さまと学ぶ形のセミナーを、下記の日程で企画してみました。会場の都合で多くの方は参加できませんでしたが、町関係者や地元の方々が参加してくれました。
講 師 観光庁観光地域振興部観光資源課 課長 蔵持京治氏
演題「観光庁が考える世界遺産と日本遺産を抱える地域の課題とは・・・」
開催日 平成29年8月3日(木)
開催時間 午後14時30分~
開催場所 白神自然学校教室