2019年2月9日(土)~10日にかけて、観光庁の田端 浩観光庁長官をお迎えして、白神自然学校観光セミナーを開催しました。この日は東京でも雪が舞う日程でハラハラしましたが、予定通りおいでいただき、セミナーが無事開催されました。
最初に白神自然学校一ツ森校の永井雄人代表理事が、パワーポイントを使い、白神自然学校の成り立ちと、目指しているものや、活動を紹介しつつ、世界からインバウンドの外国人を受け入れている事を紹介しつつ、世界人口の1/4を占めるイスラム圏からの外国人の受入れや、欧州豪のインバウンドの受入を今後も力強く進めていきたいと述べた。
その後、青森県知事 三村申吾知事挨拶で、青森県観光国際戦略局 次長 堀 義明さんが知事からの文章を読み上げご紹介した。その後、 青森市長の小野寺晃彦さんが開催地の市長として挨拶をし、観光庁田端 浩長官の講演が行われた。
長官は様々な日本のインバウンド対応事業が今、行われている事を紹介して、ついに昨年は3,000万人の訪日外国人を受け入れるようになった事を報告した。また、2020年のオリンピックイヤー目指して4,000万人の訪日外国人を目指して取り組んでいることが紹介された。
青森県も台湾・中国・韓国とアジアを中心として東北では外国人の宿泊等が第一位となっている事を紹介してくれました。
ただ、これから質の高い内容のガイドや、アドベンチャー的ツアー等リピーターがでてくるような魅力ある観光を実施していくべきとも述べ、県内の観光に努力をするように促していた。
2月10日(日)は、宿泊先の浅虫温泉駅を視察し、青い森鉄道の浅虫温泉駅に、エスカレーターやエレベーターがついていない現場を視察し、外国人客が、キャリアケースを持ちながら、この階段を上り下りしなければならないという説明を現地の旅館の女将から説明を受けていた。
その後、午前10時30分から、十和田湖奥入瀬の星野リゾート奥入瀬渓流ホテルの清流の間で、国立公園満喫プロジェクトの民間の方々から取り組みについての課題点や状況内容を聞く意見交換会を実施した。
初めに、十和田市役所の本宿商工観光部長より、満喫プロジェクトの十和田市川の取り組みについて20分ほど説明があり、長官を囲んで活発な意見交換が行われた。
民間の現地でガイドをしている団体からは、外国人からワンストップでガイドを養成する拠点がほしいとか、ガイド料金が様々で、安価な料金では、質の高いガイドにつながらない等、数多くの意見がでて、あっという間に時間が経ってしまった。
その後は昼食を挟んで、奥入瀬渓流の一部を視察して帰宅の途についた。
今回の観光庁長官の訪問を通して、青森県が抱える十和田八幡平国立公園と、世界遺産白神山地周辺の町村では同じ、課題点を抱えており、これからも情報共有や情報交換を行っていく必要性を実感した。
共に魅力ある観光ちとして、インバウンドの魅力ある地として飛躍していきたいと思います。
2月10日.11日の今回のセミナー・意見交換会の記事を掲載します。